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いながき耳鼻咽喉科

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ワクチンの「有効性」って

インフルエンザワクチン接種をお受けになる方がよくお問い合わせされる質問でこのような内容が多く寄せられます。

「ワクチンを打ってどのくらい効果があるものなの?」

インフルエンザワクチンの有効率は年によって変動しますがおおよそ30%~50%とされています。
厚生労働省のホームページ「インフルエンザQ&A」には以下のように説明してあります。

「インフルエンザワクチンの有効性」は、ヒトを対象とした研究において、『ワクチンを接種しなかった人が病気にかかるリスクを基準とした場合、接種した人が病気にかかるリスクが、『相対的に』どれだけ減少したか』という指標で示されます。」

少々わかりにくいですね。

具体的に説明するとこのようになります。

『ワクチンの有効率50%』とは・・・。
①インフルエンザワクチンを接種しなかった100人の内でインフルエンザに感染してしまう数が10人いる(10%の人が発症する)季節の場合
②その100人全員が接種していれば、10人感染したところを5人に減らせる。
③つまり10人-5人/10人=0.5(50%) の有効率

ということです。
100人で考えると「なんだそれだけの数しか予防できないのか、あまり有効じゃないな」「ワクチン打ってもインフルエンザになるときもあるし」と思ってしまいそうですね。
今年国が準備したワクチン総数は約6500万回分です。仮に国民の半分6000万人が接種したとすると、300万人の方が本来インフルエンザに感染しうるところを予防できる計算になります。

そう考えると1人でも多くの方が接種すればするほど予防効果が高まるワクチンであることは間違いありません。

当院は1人でも多くの方が平等に接種できる機会が得られるようワクチン確保に努めております。
数に限りがございますがまだ接種が済んでいない方は早めにお問い合わせくださいませ。

いながき耳鼻咽喉科

院長  稲垣憲彦