以前にもブログに掲載しましたが今年は5月の下旬ころからRSウイルスを疑うお子さんの受診が増えてきて、当院でも検査してRSウイルス感染症と診断したお子さんが多数おみえでした。このRSウイルスの流行のすぐ直後に新型コロナの大きな感染の波が押し寄せてきました。これまで「ウイルス干渉作用」という2つ以上のウイルス感染は同時に流行しにくいという概念がありましたが、どうも現在はその考えは通用しない印象です。今日も当院でRSウイルスウイルス感染症と診断したお子さんがおみえでした。その他としては手足口病とアデノウイルスはごくまれに陽性となるお子さんがおみえですが、多くは検査キットで判定できる新型コロナとRSウイルスです。
猛暑が重なり、換気がしにくい時節柄ですが、「室内換気」は感染予防に非常に有効な方法です。換気は短時間でこまめに繰り返すことが効果的で、長時間窓を開けっ放しにする必要はございません。熱中症対策もとても重要なことですので、無理のない範囲で室内換気を心がけていきたいものですね。
現在当院も車内対応の患者さんが多数おみえで、診察までの待ち時間がいつもより長くなっております。申し訳ありません。
みなさん共にさまざまな思いを共感しあい、この感染の波と暑い夏を少しでも明るく元気に乗り越えていきましょう。
いながき耳鼻咽喉科
院長 稲垣憲彦
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