鼻のお悩みについて
「鼻・副鼻腔」という場所に起きる症状や病気は耳鼻咽喉科が診断・治療いたします
鼻は人の5感の1つ、「嗅覚」を担う場所です。
アレルギー性鼻炎は日本人の約40%の方々が持っているといわれ、お困りの方も多いかと思います。
実は「鼻炎」とはスギ花粉症やヒノキ花粉症のような「アレルギー性鼻炎」だけではありません。「非アレルギー性鼻炎」というのもあるのです。
さらに「鼻炎」は「季節性」と「通年性(1年中)」のものに分かれます。ご自身の鼻炎の原因や分類がわかると効果的な治療を受けることができて症状が楽になる可能性が高くなります。
いながき耳鼻咽喉科では一人ひとりの患者さんの鼻炎がどのようなタイプの鼻炎か正しく診断して治療にあたります。
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎と診断した患者さんには「舌下免疫療法」という治療もご提案いたします。「蓄膿症」という名前でご存じの「副鼻腔炎」。この病気は子供も大人も起こりえます。しかも最近は抗生剤が効きにくい耐性菌が原因であったり、実は細菌が原因ではなくてカビ(真菌といいます)が原因のこともあります。まれに腫瘍がみつかることもあります。
いながき耳鼻咽喉科では副鼻腔CTを駆使することで副鼻腔炎の診断と治療にあたります。
こんな症状のとき
ご相談ください
Consultation
- 鼻がつまる
- 鼻水が出る
- くしゃみが止まらない
- においがしにくい
- 鼻血が出た
- 鼻がにおう
- のどに何か流れるような感じがする
- 頭や顔が痛い
- 鼻の中にできものがある など
「もしかして自分はこの病気?」と
ご心配のときご相談ください
Consultation
- アレルギー性鼻炎
- 非アレルギー性鼻炎
- 急性副鼻腔炎
- 慢性副鼻腔炎
- 鼻茸(ポリープ)
- 嗅覚障害
- 鼻中隔弯曲症
- 副鼻腔腫瘍 など
鼻がつまる
鼻がつまる原因は、風邪に伴う鼻炎、アレルギー性鼻炎や急性副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎などがほとんどです。
鼻がつまる程度を調べるには鼻腔通気度検査を行います。
治療は、鼻の処置やネブライザーで粘膜の腫れを取り除き投薬を行いますが、投薬で治りにくい場合は手術が必要となります。
鼻水が出る
透明な鼻水の場合
水のようにさらさらした透明の鼻水は、水溶性鼻漏と言われており、風邪の鼻炎が原因の場合は咳を伴うことが多いです。
また、アレルギー性鼻炎が原因の場合は、くしゃみを伴うことが多く、アレルギー性鼻炎は花粉やハウスダストが原因の可能性もあります。
黄色い鼻水の場合
どろどろの黄色や緑色の粘り気のある鼻水は膿性鼻漏と言われています。
膿性鼻漏は、風邪が原因の場合が多く、ウイルスや細菌による感染が関与している可能性が高いです。
また、幼児では鼻におもちゃなどの異物を入れた場合に膿性鼻漏が続くことがあります。
くしゃみが出る
鼻の中に異物が入り、知覚神経が刺激されると、その異物を外に追い出そうとしてくしゃみが出ます。
くしゃみに加え、鼻水が出たり発熱、だるさなどがある時は、風邪やアレルギー性鼻炎が考えられます。
また、目もかゆければ花粉症の可能性が出てきます。
このようにくしゃみにも様々な理由がありますが、長時間続くことがない限り心配はありません。
においがしない
においがしなくなってしまう理由としては、加齢やウイルスによる場合と、風邪やアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎が原因の場合があります。
どちらが原因でにおいがしなくなってしまったのかを検査し、その結果に基づいて投薬や場合によっては手術を行います。
治療としては、ステロイドの点鼻も効果的ですが、長い間使用すると副作用が出てしまう場合があるので注意が必要です。
鼻血が出る
鼻の粘膜は毛細血管が豊富なため、少しでも傷がついてしまうと出血します。
血圧が高いと血管が破れやすいため出血しやすい傾向があるといわれていますが、鼻内に上顎がんなどの腫瘍があることによって鼻血が出ている場合もありますので、鼻血が頻繁に続くときには一度ご相談ください。
鼻がくさい
「鼻から嫌なにおいがする」「粘り気のある黄色い鼻水が出る」などの場合は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。
慢性副鼻腔炎は、サラサラとした鼻水やくしゃみや目の痒みがある場合のアレルギー性鼻炎とは異なり、細菌やウイルスによる感染が主な原因です。
放置していると鼻ポリープができてしまう場合もありますので、症状が長引く場合は一度ご相談ください。
鼻水がのどに流れる
鼻水がのどに流れる症状は後鼻漏(こうびろう)と呼ばれます。
鼻水の一部がのどに流れることは誰にでもある生理的な現象ですが、たくさんのどに流れ込むことで、のどに異物感を感じ、咳や痰などの症状の原因になります。
重症になると、睡眠や食事の妨げになりかねないので、気になる方は早めにご相談ください。